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出産しました そのサン [出産しました]

退院して、
退院のセレモニー的なものがあるかなぁ?とちょっと思ってましたが、
入院中にそういう場面をかけらもみなかったのでないかもとも思ってたら、

全然ありませんでした。

ホテルのチェックアウト以下でした。


退院の前に診察を受けたりもしたけど、特に問題もなく、
貧血が割とひどかったので血液検査の結果を待ってからの退院です、と言われたけど、
別に問題なかったです。
その退院を許可するとかどうとかを医師が診て話しにきてくれたのですが、
その先生がなんと、あのアイツでした。

最初にかかろうと思って受診した病院のイヤな対応をした医師。

大学病院で同じ埼玉だし出没することもありうる、と警戒してました。
医師リストに名前を発見した時、やべーと。

なんと最後の最後に出会うとは…。

まあ覚えてないでしょうがね。

手術後の教授回診とかいうイベントのときにアイツも取り巻きの中にいたので、
ああやっぱりイヤガルナ、とは思いましたが、
退院の日に…。。。
まあ思い出になりましたよ、はい。


1週間ぶりに外へ出ましたが、
外へ出るとかそういう以前に、まだまともに歩けないので、
苦行でした。

心配だったチャイルドシートにもどうにか乗せて、
すんなり自宅へ。

我が家はやっぱりいいわぁ。


自宅に入ったら、まず私だけで愛犬とハグ。
感動し過ぎて泣きました〜。


1週間ぶりの対面で、愛犬も大歓迎してくれたし、幸せ!をかみしめて、
いざ、赤ちゃんたちと愛犬の初対面。

吠えたらどうしよう、、、噛んだりするかしら、と言う心配は全く無用でした。

ちょっと遠巻きに不思議そうに赤ちゃんたちを見守るわが愛すべき犬。
えらすぎるー。

近寄ると動くし、何かにおいも普通の人間と違うみたいで、
今まで「子供」みたいに無邪気にしていた犬でしたが、いきなり母親みたいな視線に
かわってしまって、大人しい聞き分けの良い子に変身してしまいました。

いいことだけど、寂しい気持ちです。



退院の日から1ヶ月目の今日まで、
試行錯誤で子育てをがんばってきましたが、
夫と母に支えられ、私は幸せ者だなぁと感じつつ、
それなりに体も回復してきました。

1ヶ月の産褥健診も無事終え、特に問題もなく、終了。

産褥健診は、
内診をして、子宮の戻り具合とかをチェックし、

終わり。


何か聞きたいことは?なぁんて質問もしてくれましたが、
そんな威圧的な態度では聞きたいことも聞けません。

こんなことなら、、こんな程度の健診なら、
来なければ良かった、聞きたいことも聞けず、
次の妊娠は年齢もイッテルから難しいだろうけど、まあがんばって、
などと言われ、
体外受精だとどうのこうのとか、卵冷凍してあるなら卵の老化はないかぁ…、とか
まあとにかく無遠慮な医師で、
かなり腹が立ちましたが、

腹が立つよりも、私が今悩んでいる母乳育児のことなんかこれっぽっちも
解決しなかったなぁと不安が増大してしまって、
悶々としてしまいました。

聞こうと思って日記とか持参したのに…。



どうしよう、誰に相談したらいいんだろう、と
泣きたい気持ちで会計準備を待っていたら、

看護師さんに呼ばれ別室へ。


アンケートに答えて欲しい、と。


またアンケートかよ…。大学病院ってめんどくせ。




アンケートは3枚あって、
入院生活の感想と、帝王切開の術後の痛みの研究のやつと、
今の気持ちを答えるものでした。


入院生活の感想は、最後の方には今悩んでいることがあれば書いてください、
という欄があったので、
母乳育児のことでいろいろ知りたい、ということを書き、
アンケートを回収に来てくれるのを待ちました。


すると助産師さんが来て、
アンケートについて話をします、と。


そうそう、この「アンケート」っていうのが結構くせ者で、、、

匿名で書いて後でそっちで勝手に意見を参考にするんだとばかり思ったので
いわゆるアンケートだと思っていろいろ書いたら、

それを見ながら話をするっていうことで、何か気まずい思いをしたので
それを思い出し、
一応それも想定して書いたので、
話を聞いてもらえることになってちょっとうれしかったです。


そういうことを聞いていい時間かどうか不安もあったので
最初は小出しに話をしたんだけど、

結局はかなり根掘り葉掘り母乳について聞いて、
すごく参考になったし、不安が解消出来たし、話ができたことで安心できて、
気分が爽快になりました。

今日健診に来てよかった!ってね。
相談するってこういうことなんだな!って。


それで、
「私は母乳のことで結構悩んでいたけど、相談出来てすっきりしたし、
夫と母がすごくサポートしてくれているので、
寝不足とか肩こりでつらいとかはあるけど、精神的には全然問題ないんで
双子育児の割には楽です」

と言ったら、


う〜ん、そうでもないんです。。。。。

と、
なぜか申し訳なさそうな助産師さん。


え?なにが?

と思ったら、




「産後うつの兆候があります。」と。


え?産後うつ????????
私が???????



今すぐ産後うつだ、というほどじゃないのだけど、
このアンケートの回答を見ると、ちょっと心配な精神状態なので、
2週間後にもう一度受診して欲しい、


と言われてしまいました。



えーーーーーーーーーーー?
母乳のことは悩んでたけどなぁ…。。。うつ???




自分では全くそんな風に思ってませんでした。

毎日そんなに大変じゃないから、
もっとがんばらなくちゃいけないんじゃないかと思っていました。



だけどいわれてみれば、


もっとがんばらなくちゃいけない、と思ったり、
完璧とはいかないまでも限界まで出来るかぎりしてあげなくちゃ、とか、
母に頼り過ぎてるかな、とか、
夫に頼まないでどうにか一人でやろう、とか、


結構思い詰めてたかも?



寝れなくて疲れてるのに、部屋の模様替えをしたり、
お祝いのお礼の手紙を書いたり、
本を読んでその通りにしなきゃと思いつめたり、
ネットで検索しまくったり。


そうしなきゃ気が済まなかったのですが、
そういうのの積み重ねがもしや、うつの兆候だったりするのか?


どの質問のどういう答えがうつの兆候だったのかわからないけど、
2週間後に再度同じアンケートに答えるそうです。


内容で覚えてるのは、、、

最近面白いと思えて笑うことが出来た?

とか、

自分の存在をどのように思うか?

とかだったかな?


2週間後にまた行くのはちょっと大変だけど、
確実にまた診てもらえるので、そのときにまた相談もできるし、予約があるのは
心強いです。



それにしても、産後うつかぁ。。。
本当に自分では気づかないうちになるんだなぁ。

気づけてもらえるシステムがあってよかったです。
じゃなきゃ、絶対にもっと進行しちゃったよ…。

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出産しましたの続き そのニ [出産しました]

出産後3日目にシャワーが解禁になって、確かその日に手術の傷のクリップ?が
外されて、
とにかく歩いて動いてどんどん回復しましょう、というスケジュールに入り、
忙しい合間を縫って私のシャワーの時間になりました。
シャワーは30分ずつ交代で入ることになっており、
入院している人みんなで順番でした。
私は4時に予約してたので、その時間にきっちり準備して行きました。
その日は2時から母が面会に来ていて、
個室にかわった経緯とか、手術後からその日までのいろいろな出来事を
とにかく弾丸でしゃべり倒して、
それからシャワーでした。
母もその頃にはかえりたいと言うことだったので、ならばちょうどいいね、と
ニコニコして別れました。
友人が夕方面会に来たいと言っていて、だけどこんなに早くに来てもらっても
ちょっと迷惑だなぁとか思いつつ、とはいえちょっとは楽しみにしていて、
しかもシャワーの後に会えるので、多少さっぱり出来た状態で会えるので良かったな、
位に思っていました。

で、シャワーに入ると、
ちょーちょーちょーきもちいー!って感じで、
あったかいしさっぱりするし、とにかくうれしかった!です。
最初の2分くらいは。

湯量も結構あって、快適なシャワーだったのですが、
どんどん温まってくるに従って血行が良くなってきて、どんどん脈拍が上がってきて、
そのうちどんどん疲れてきてしまい、
湯当たりのような状態。
シャワーなのに、長湯してしまった時のようにぐったり。
でもちゃんと着替えて、それなりに身支度して、
ナースステーションにドライヤーを借りに行き、
部屋にのろのろ戻ってサッサと髪を乾かし、
ホントはベッドにへたり込みたいところだけど、
暑くて暑くて休みたいところだけど、
ドライヤーを返しに行き、
汗をかきつつシャワータイムを終えました。

そしたら、待ってましたとばかりに友達が来て、
しかも旦那さんを連れてきて、
ただでさえ気を使うのに、なぜ旦那?と思ったけど、一応歓迎して、
赤ちゃんを新生児室に迎えに行き、
二人を抱っこさせてあげたりとかオムツ変えたりとかいろいろな話もして、
でもその間中ずっととにかく汗が止まらず、
1時間くらいは話したりして、
でも私がホントに疲れてしまったので、
だけど疲れたから帰ってともいえず、
ですがさすがに察してくれたのか、話が途切れたときに帰ってくれました。

このまま倒れ込みたい…、と思っていると、
食事が届き、
それに、赤ちゃんたちの検温のため看護師さんが迎えにきて、
赤ちゃんたちは新生児室へ行きました。

一人になり、
ちょいと冷静に考えたら、
あと3日の間に二人ともの世話を夜するのを2回は練習したいとしても、
今日は休ませてもらった方が今後のためじゃないか、と、
アーでもないコーデもないと考え、
休むことに決めて、
夜の担当の看護師が来たときにそう伝えると、、、

今経験しておかないとあとがつらいよ、

という、
厳しいアドバイスが来て、、、、


このくだりは何度も何度も吐き出してるので今回は書きませんけど、

とにかく悔しくて涙が止まらないし、切なさとか悲しさとか不安とかとにかく
一挙に押し寄せてきて、
多分マタニティーブルーズのスイッチが完全に入ったと思われ、

この後から1週間位はかなり涙もろかったです。

オルゴールみたいな音を聞いては泣き、
赤ちゃんの顔を見ては泣き、思い出しては泣き、
夫からのメールで泣き、愛犬の写真を見て泣き、
ごはんを食べながら、夜中赤ちゃんの泣き声で起きて泣き、、、

みたいな感じで、とにかく何がそんなにスイッチを押すのか、
とにかく泣いていました。

ホルモンバランスの乱れ、っていうのは恐ろしいです。


でも、泣けてきたとしてもそれで気分がどーんと落ち込むっていう感じではなくて、
かえってすっきりするというか、
とは言っても泣いた後にデトックスでさっぱりと言うほどの明るさはないんだけど、
タマネギで涙が出るような、そういう抵抗しようがない状況での涙なので、
精神的にはそれほどダメージはなかったかもしれないです。
泣いたことでの精神的ダメージは、です。

看護師からスパルタ的なことを言われたあの衝撃だけは、ちょっと忘れがたいですが。


退院の前の日に、夫と母に面会に来てもらい、
その時間に看護師さんにお願いをして、オムツの変え方とかミルクのあげ方とかを
レクチャーしてもらいました。

退院後に自分で二人に教えるのが普通だと思うんだけど、
その余裕がないだろうな、と自分でも思ったし、
私が教えるよりも、「看護師さん」から教わった方が絶対素直にききいれられるし、
何しろ双子なんだから一度教えてもらっておけば最悪退院直後にも
二人のサポートを期待出来るので、
そういう奥の手を使ってみました。

計画は大成功で、
二人とも素直に教わって、臆することなくチャレンジし、
見事に習得しました。

二人がオムツ替えとミルクをできる、ということが
私の余裕にもつながるし、退院しても大丈夫だなと思えました。


夫も母も、育児をがんばろうと本当に思ってくれていて、
本当に感謝です。
「手伝う」という意識じゃなく、自分が育児をする、という立ち位置で
考えてくれているので、心強いです。

私ももちろん一人でやれるとはみじんも思っていなくて、
二人の手を借りなければどうにもならないと思うし、
かといって私がリーダーとなってがんばってひっぱっていかなければ
到底双子の世話はできないな、という使命感もものすごく、
まあある意味かなりのプレッシャーを感じています。

二人をやる気にさせられるかどうかは私のがんばり次第だ、と言う具合にね。


で、それはまた、ちょっとマズい状況にもなるんだけど、

それはまた次で。
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